「始まりは卵から。」

「タマゴが先かニワトリが先か」。私は、タマゴが先だと思っています。進化の過程で急に鳥がニワトリになることはなく、タマゴが生まれる段階で、徐々に進化していったんだと考えるからです。ニワトリのはじまりは、まったく外見の違う鳥ではなく、ニワトリに似た鳥が、ニワトリが生まれるタマゴを産んだのだと思います。そう、やっぱりはじめはタマゴからです。 カメラマンも最初はカメラマンの卵。 写真も完成するまでは写真のタマゴ。 その写真のタマゴを孵化させられると、写真になります。 それを見て感じ、考え、悩み、また、写真を撮る。 次は、以前より進化した写真を撮りたいから、感じ、考えて、また写真を撮る。 もしかしたら、そうやって進化を続けていければ、「今迄のすばらしい写真の世界」ではない別の「すばらしい世界」が見られるかもしれません。